経鼻内視鏡検査(胃カメラ)
当院では内視鏡検査をより身近なものにしていただくために、細径内視鏡による経鼻内視鏡検査を行っております。
経鼻内視鏡検査は内視鏡が舌のつけ根を通らないため、経口の内視鏡検査に比べて検査時の吐き気・不快感が大幅に軽減されています。また検査中に医師や看護師と会話ができることで不安も解消されるようです。胃カメラが苦手で「もう二度とやりたくない」と思われていた患者様からも「全然楽だった、来年もお願いします」という声をいただいております。
なお、予約なしで受診していただいた場合でも食事を摂っていなければ当日の検査が可能です。
※外径5.4mmの内視鏡を使用しています(五円玉の穴が5mm、一般的なストローの直径が5~6mmです)
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
大腸がんは近年増加傾向にあり、女性のがん死亡率では大腸がんが第一位となっています。早期発見・治療すればほぼ100%完治するので比較的「治りやすいがん」であるとも言えるのですが、自覚症状が出にくいために進行がんで発見される事がまだまだ多いのが現状です。
大腸内視鏡検査は「痛そう」「恥ずかしい」などの理由で敬遠されることが多いのですが、増加する大腸がんを早期発見するためにとても有効な手段です。早期の大腸がんを発見できるばかりでなく、がん化する恐れのあるポリープを内視鏡で切除することによってがんを未然に防ぐこともできます。
これまでに5,000件以上の大腸内視鏡検査を担当した経験を生かし、患者様が安心して検査が受けられるように、精度が高く丁寧でやさしい内視鏡検査を提供いたします。
当日内視鏡検査について
- 経鼻内視鏡の検査は予約が必要ですか?
- 基本的には予約制ですが、予約なしの当日検査(午前のみ)にも対応しております。
当日検査をご希望の場合は朝食を抜いてお越し下さい。
診療状況によっては検査時間が遅くなったり、当日施行できないこともありますのでご了承ください。
なお電話やWebでの予約はできません。 - 大腸内視鏡の検査は予約が必要ですか?
- 大腸内視鏡検査は完全予約制となっております。
十分な検査説明をして安全に前処置を行っていただくために、一度受診していただく必要があります。
ピロリ除菌に関するQ&A
ピロリ菌を除菌することで胃がんの発症が抑制できることが明らかになり、2013年からは内視鏡検査でピロリ感染胃炎と診断されれば保険診療で除菌できるようになりました。また、長岡市では胃がんの早期発見・治療を目的として2014年度から胃がんリスク検診(ABC検診)が行われており、ピロリ菌感染が判明した多くの方が既に除菌療法を受けられています。
ここでは、ピロリ菌の除菌療法に関して質問を受けることが多い内容をQ&A形式にまとめました。
- ピロリ菌の除菌治療はどのように行うのでしょうか?
- ピロリ菌の除菌療法は、1種類の「胃酸の分泌を抑える薬」と2種類の「抗菌薬」の合計3剤を7日間服用します。除菌の成功率は90%以上ですが、100%ではありませんので、除菌できたかどうかは後日きちんと判定検査を受けていただく必要があります。
副作用として下痢などの消化器症状、味覚異常または発疹を起こすことがありますが、重篤なものは稀です。
なお、3種類の薬のうちの1つはペニシリン系抗生剤のため、ペニシリンアレルギーのあるかたは主治医又は薬剤師にご相談ください。 - ピロリ菌を一度除菌してもまた感染しませんか?
- 除菌成功後の再感染はきわめて稀で、再感染率は年間1%未満と報告されています。
除菌成功が正しく診断されているのであれば、ピロリ菌に感染しているかどうかの検査(胃がんリスク検診など)を繰り返し受ける必要はありません。再感染を心配するよりも、後述するように除菌後の定期検査(胃カメラ)を受けていただくことが大切です。 - ピロリ菌は除菌しなくても自然に無くなることはないのですか?
- ピロリ菌は一度持続感染が成立すると自然消滅することは稀です。
除菌や胃粘膜の高度萎縮などの環境変化がないかぎり感染が持続すると考えられていますが、本人も知らないうちに抗菌薬内服などで自然に除菌されているケースもあります。 - ピロリ菌を除菌しましたが、その後も胃カメラ検査を受ける必要がありますか?
- はい 。あります。
ピロリ菌を除菌することで胃がんのリスクが低下することは確かですが、ゼロにはなりません。除菌をすると「これでもう胃がんにはならない」と誤解されている方もいますが、近年は除菌成功の数年後に胃がんが発見されるケースが増えており油断は禁物です。
ピロリ菌除菌後にも定期的な内視鏡検査(胃カメラ)を受けることをお勧めします。
一般内科診療
高血圧症・糖尿病・脂質異常症・肥満症などの生活習慣病、風邪・インフルエンザ・頭痛など内幅広く内科全般を診療いたします。
また当院は皆様のかかりつけ医として、病状に応じて迅速に適切な専門医へのご紹介が可能です。
地域医療連携を行っている医療機関
- 立川綜合病院
- 長岡赤十字病院
- 長岡中央綜合病院
予防接種、特定健診・がん検診
- 肺炎球菌やインフルエンザなどの予防接種も随時行っております。
- 当院は風しん抗体検査及び予防接種(風しんの第5期定期接種)の実施医療機関です。
- 長岡市の特定健診、胃がんリスク検診、大腸がん検診も行なっています。
- 木口内科クリニックで行なっていた肺がんの二次検診には対応しておりませんのでご了承ください。
※特定健診の実施期間、インフルエンザ予防接種の期間および予約については「お知らせ」をご覧いただくかスタッフまでお問い合わせください。
インフルエンザ 予防接種予診票ダウンロードはこちらから
※長岡市在住の65歳以上の方には規定の予診票を受付でお渡ししますので、そちらにご記入いただきます。